スウェーデン鋼のハードックス（ハルドックス）耐摩耗鋼板は世界をリードする耐摩耗鋼板です。

耐摩耗鋼板　ハードックス　HARDOX

ハードックス (HARDOX、又はハルドックス) 耐摩耗用鋼板は、摩耗の激しい要求にこたえます。均一で高い硬度と高強度を持ち、そして優れた靱性がある材料で優れた耐摩耗性を発揮します。世界中で優れた平坦度と表面仕上げを持つ高品質の耐摩耗鋼板の代名詞となっています。ハードックスは、通常の高張力鋼に比べ３－４倍の硬さがあるにもかかわらず、溶接や機械加工のしやすい材料です。

最高級の微細粒鋼であるハードックス耐摩耗鋼板の品質は、純度の高い原材料、独自の焼き入れ工程、そしてバランスの取れた合金の組み合わせによって実現しました。耐摩耗性、耐割れ性、そして耐変形性を組み合わせることによりお客様の機器に摩耗、凹み、割れ等が発生しないよう守ります。また、質の高い溶接、切断、曲げ加工を可能にします。

すばらしい靱性
高い靭性が特徴のハードックス（ハルドックス）耐摩耗鋼板は毎日の衝撃、揺れ、傷にも高い耐性を発揮します。さらに、工場での優れた作業性により、曲げ・成形・溶接しやすく、亀裂や亀裂伝播も防ぎます。

靭性これがハードックス（ハルドックス）耐摩耗鋼板と一般的な耐摩耗（AR）鋼板の決定的違いです。ハードックス（ハルドックス）耐摩耗鋼板を構造用鋼板に使用できるのはその優れた靭性が理由です。このため、鋼板の特性を損なうことなく曲げ、成形、溶接が可能です。優れた降伏応力を兼ね備えているため、より軽量なデザインが可能です。

加工のしやすさ
溶接：ハードックスは炭素当量が低いため、予熱温度が低くてすみます。平坦度が高く厳密な許容差を適用しているため自動溶接が可能です。
曲げ・機械加工：特性が均一で安定しているため加工が容易です。

スウェーデンスチール社ではこれまで主力鋼種の一つでしたHardox400をアップグレードし、Hardox450に統合いたしました。これによりユーザー様にとって下記の大きなメリットができます。

1. さらなる長寿命：ハードックス４５０は４００と比べブリネル硬度５０硬いわけですが、これにより寿命として最大５０％増やすことができます。
2. 消耗品の削減：ハードックス４５０はハードックス４００と比べ寿命が延びますのでメンテコストや消耗品のコストを削減することができます。
3. 重量の削減：ハードックス４００と同じ能力であれば、薄い鋼板を使用できるので設備の重量の軽減、積載重量の増量、利益率の向上に役立ちます。
4. へこみ損傷の改善：ハードックス４５０はハードックス４００に比べ靭性がさらに高いので、へこみ抵抗が大きくへこみ損傷の改善ができます。
5. 同じ加工工具の使用：ハードックス４５０はハードックス４００と比べ、機械加工などの特性がほとんど同じですので、同じ工具が使用できます。

新製品：　耐熱耐摩耗鋼板ハードックス（ハルドックス）ハイテンプ

従来の耐摩耗鋼板は高温環境に対しデリケートです。２００℃以上では硬度が損なわれます。
ハードックスハイテンプは最高５００℃までは元の硬度に戻ります。高温材料（300-500℃）の輸送又は摩擦によって引き起こされる高温環境で優れた性能を発揮する耐熱耐摩耗鋼板です。

磁鉄鉱での各種鋼材の耐摩耗性

ハードックスは上記種類の他HARDOX550, HARDOX500TUF, HARDOX HiAceがございます。標準在庫の定尺寸法、板厚については標準在庫表をご参照ください。在庫状況やその他のサイズについては別途お問い合わせください。

定尺、切板以外にも、曲げ加工、機械加工など可能です。お問い合わせください。
参考例：ハードックス鋼を使用した耐摩耗性の高いダクト曲げ組立加工製品

ストレンクス（STRENX）は高張力鋼板で高強度構造用鋼板です。現在の製品をより強く、より軽く、より安全で競争力があり、より耐久力を高めることが可能となります。

ストレンクスは、高張力鋼板で靭性が高いのに、溶接性が良好で、不純物が少なく切断、曲げ、機械加工性にも優れています。

製品の概要：

日本で在庫されている鋼種は下記の通りです。

• Strenx700E
  厚板鋼板として８０㎏鋼
  マイナス４０度以下で靭性保障
  板厚6mm ～50mm
• Strenx700MCD
  熱間圧延鋼板（ホットコイル）製80kg鋼
  マイナス２０度以下で靭性保障
  板厚2mm～9mm

ストレンクス700MCDは、冷間曲げ加工が容易で80㎏鋼でありながらハンカチ曲げが可能です。